魂のこもったネット通販について

ネット通販もリアル店舗と全く同じだ。やはり、自分のネットショップには魂を入れなければ、絵に描いた餅となるのは当然だ。「そんな大げさな」と思うかもしれないが、私は「消費者の目をあなどってはいけない」と切実に思う。私は、毎週、街に出て「いまの風」を把握するための楽しい週末を過ごしている。なぜなら、街の空気に包まれながら、販売企画や取扱い商材を考えるのが、私流のマーケティングだからだ。街を歩く人々の顔色を冷静に観察すると、いまの消費マインドを冷静に推し量ることができる。例えば、今週はネットショップが暇だとする。不安に駆られながら、パソコンの画面から受け取る「想像の域を越えない情報」だけをとらえて、「なぜなんだろう」とあれこれ考えると、ろくな考えが浮かばないが、街へ出て、自らの目で消費マインドを確かめると、事態をグローバルにとらえることができ、いまなにをなすべきなのかが見えてくる。消費マインドは、デパートのガレージの混み具合、買い物袋を持つ人の割合、買い物袋の銘柄などに比例するのだ。